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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第15章 蒼炎の休日※轟焦凍


「………ありがとう……。」

え?何でお礼を言われているんだろう。

焦凍は嬉しそうに笑顔でゆらにキスをしてくる。

……焦凍が喜んでるいるならいいか…。

(明日いっぱい触って確認しよう。)

今日は確かに色々我慢出来そうも無い。

キスもイチャイチャだけで我慢して、明日その分沢山ゆらを抱き締めよう。

眠りに着くまで焦凍はゆらにキスを繰り返しては愛を囁き続けた。

結局2人が寝不足になったのは言うまでも無い。






ーー

ーーー

ーーーー


「ゆら、迎えに来た。」

一旦部屋に戻って、今度はちゃんと寮の入り口から焦凍が迎えに来た。

冷やかさせる前にさっさと寮を出よう。

ゆらはニコニコ笑っている焦凍の腕を掴んで歩き出した。


誰かと明るい時間に街に出たのは久しぶりだった。

遊び目的なら初めてかもしれない。

自分も慣れてないが、焦凍も慣れてないのでは無いか…。

ゆらはチラッと焦凍を見上げた。

ゆらの視線に気が付いて、焦凍が笑みを浮かべる。

多分こんなに焦凍の笑顔が向けられるのはゆらだけだろう。

だからA組ではゆらを見る焦凍に皆んな驚く。


自分は焦凍の特別だとちゃんと分かっている。

ゆらは繋がれている手をぎゅっと握った。

「…焦凍、何処行くの?」

「…あんまり遠出はしたく無いんだ…。」

今日の目的は思い切りゆらと抱き合う事だから。

「…この映画一緒に見ない?」

焦凍はスマホを見せながら近くの映画館のスケジュールを見せて来た。

上映時間がちょうどいい。

きっと調べてきてくれたのだろう。
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