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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第12章 蒼炎と緋※荼毘・死柄木


「…荼毘…暴れるならもっと縛るよ♡」

そうにっこり笑って見下ろすゆらは。

完全に情欲を抑えきれずに、恍悦した顔で荼毘を見下ろしている。

「っゆら…っ。」

煩い荼毘の口を塞いで、ゆらは自分の服を脱ぎ始める。

本当にここで始めようと言うのだろうか。

荼毘は目を顰めると、ゆらの唇を離した。

「……リーダー、出て行ってくれないか?」

諦めたのだろう。

死柄木が部屋を出る様に荼毘は頼んだ。

荼毘の言葉を聞くと、死柄木は頬杖を付いて荼毘に笑って言った。

「どうした?教えてくれるんじゃなかったのか?」

そう言った死柄木に荼毘はイラッと睨み付ける。

(死ね、イカれ野郎共。)

気がつくとゆらは服を全部脱いでいて、荼毘のズボンに手を伸ばしていた。

ベルトに手を掛けたゆらに、荼毘はピクッと反応してゆらの腰を両手で押さえた。

ゆらの顔が一瞬暗くなる。

邪魔をするのかと、その目が荼毘を見下ろして言っていた。

本当に縛り付けて犯されそうだ。

そんな趣味も、そんな姿を死柄木に見せる気もサラサラない。

「……上手にやれよ?」

折れた荼毘の苦笑いを見て、ゆらはにっこり笑った。

「大丈夫、上手になったよ♡」

ゆっくりと時間をかけて味わう事を荼毘から教わっている。

荼毘のモノを出すと、ゆらは優しく握りしめる。

ピクッと右目が動く荼毘を見て、ゆらは体を折って荼毘に唇を押し付けた。

ゆらの手が上下に動くと、絡めている舌を伝って、荼毘の吐息を感じた。

ゾクゾクッと言いようが無い快感に、ゆらの体が震えた。
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