第2章 蒼炎を喰む※荼毘
それでも丁度いい事に、この体制は入れやすい。
荼毘はグッと自身のモノを押し込めて、更にゆらの中に入ろうとする。
「っうぅ…っ。」
「…力脱いた方が、楽だぞ…。」
痛みを噛み締める様に握られているゆらの手を見ながら荼毘は言った。
ゆらが辛そうでも、荼毘はその行為をやめなかった。
何度か出し入れして、荼毘はどんどんゆらの中に入ってくる。
(キツすぎて、痛いな…。)
ゆらは締め付けすぎるゆらの中に、顔を歪めた。
「ゆら、こっち向け…。」
荼毘が声をかけると、ゆらはゆっくりと振り返った。
荼毘は体制を変えて、ゆらと向き合う様に、抱き合った。
荼毘に足を持ち上げられると、体を支えるのは、背中の木しかなかった。
揺らされる度に、擦れる背中に、ゆらは顔を顰める。
「ゆら…。」
荼毘がゆらの唇に触れると、舌を絡めさせる。
荼毘の舌が、ゆらの口内を舐め回すと、ゆらの腕が荼毘の首に回った。
「…いっ…荼毘…。」
ポロッとゆらの目から涙が溢れた。
荼毘は流れた涙を舌で舐めて拭う。
「…キツイか?ゆら。」
荼毘はゆら顔に息が掛かるくらい近くで、聞いた。
「残念だが、俺は気持ちいい。」
だいぶ奥まで入り、やっと濡れてきた中が、荼毘のモノを締め付ける様に咥えると、苦痛は息を吐く度に快楽に変わった。
「片手じゃキツイだろ…拘束外せよ。」
必死に片手で荼毘に抱き付くゆらに荼毘は耳元で囁いた。