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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第9章 蒼炎を悔悟する※轟焦凍


「…ゆら、ゴムしてるから、このまま中で出すよ?」

聞かれても良く分からない。

だけど、抱きしめて、轟の匂いに包まれてると、どうでも良くなる。

(…あー…馬鹿になる…。)

気持ちが高鳴って、気持ち良くて、轟が居る。

ギュッと轟を抱き締めて、彼が中で果てるのを感じていた。

「はぁ…はぁ…はー…。」

「……………。」

轟が耳元で、息を整えているのを聞いて、ゆらはギュッと轟の手を握った。

気持ち良かったけど、イくには凄く集中しないと無理そうだ。

挿入れただけで、気持ちが昂ってイった。

荼毘との情事とは違う。

それでも、穏やかに抱き合う轟との情事も、心が安心した。

轟は息を整え終わると、しばらくゆらを抱き締めて、キスを繰り返す。

ぎゅーーっと抱き締めてくる力は、だんだん強くなってきている気がした。

「……ゆら、イってないしまだ出来るよね?」

「?」

ゆらが理解出来ていなくても、轟は体を離すと、使ったゴムを片付けて、新しくゴムを付け直す。

ガシッと足首を掴まれて、ソレが何を意味しているのか、やっと分かった。

「…轟…。」

困惑して轟を見上げると、轟はニッコリ笑って言った。

「大丈夫だよゆら。」

大丈夫と繰り返しながら、ゆらを組み敷いてくる。

イケメンの笑顔に騙されそうだが、大丈夫の使い道がおかしい。

困惑しているゆらを言いくるめて、轟が再び中に入ってきた。



ーー

ーーー

ーーーー


「……轟……本当に…無理だから……。」

アレからどれだけ抱かれたのだろうか。

今もなお、隙を伺っている轟が怖い。
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