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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第9章 蒼炎を悔悟する※轟焦凍


グッと背中と腰を掴んで、轟がゆらをベットに寝かせた。

ギュッと繋がれている手が、痛くて、ゆらは顔を歪ませた。

体を倒して、轟がキスをしてくる。

唇を離して、拘束具で繋がれている手を握りながら、ゆらの目の前で、ゆらの手にキスをした。

「…ちゃんと繋がってるよ。」

痺れる様な感覚が、視界から脳に伝わった。

ゆらは一瞬止まった息を吐くのも忘れて、轟の頭を掴んだ。

グッと乱暴に、髪の毛を掴むと、轟を自分に押し付ける。

目眩がする程の衝動に駆られて、轟の口の中を犯すと、もう止まらなかった。

「はっ…はぁ…はぁ…。」

部屋の中に、舌の音と、お互いの息が響いた。

苦しさに目を開けて見たゆらが泣いていた。

ゆらの涙を拭おうとしても、ゆらがその手を掴んで、自由に触れない。

轟はただ、ゆらが求めるままに、身を任せた。

「…う…はぁ…。」

嗚咽と、吐息が混じった声がゆらから出て、やっと唇が離れた。

轟はやっとゆらに触れられて、彼女の頬に触れて、流れる涙を舌で拭った。

「…悲しいの?嬉しいの?」

そう聞きたくなる位、ゆらは恍悦した笑みで、轟を見ていた。

「もう…分からない。」

轟を衝動のまま襲いたくないのに、触れたらいい様のない幸福感が体を支配する。

「…ゆら…。」

轟はその表情のゆらを見て、嬉しそうに笑みを浮かべる。

「すげぇ綺麗だ。」

ゆらの服の中に手を入れると、柔らかい肌を堪能する様に触れた。

腰から胸に向けて手を移動して、目的の場所に辿り着くと、胸を手の中に収める。
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