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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第8章 蒼炎乱舞※死柄木


実際鎖で繋いで無かったら、何度か死んでいた。

「死柄木と私どっちが勝ってた?」

ゆらは荼毘の方を向いて聞いた。

「お前は戦ってたのか?」

荼毘は呆れた様にため息を吐いた。

確かにSEXを見せつけられていると言うより、格闘を見せつけられていた気分だ。

初めから、あの2人がまともにできるなんて思ってもいなかった。

確かに、死柄木がゆらの中に出そうとして、イラッときたが。

(イカれ×イカれは、ああなるのか…。)

疑問に思っていた事が分かって、荼毘はスッキリした。

ゆらはため息を吐いて、服を拾った。

荼毘はそのゆらの腕を掴んだ。

「…俺はまだ、出してないんだけど?」

邪魔したのは、ゆらだ。

「…やだよ…痛いもん…。」

(スッキリした顔しやがって…。)

さっきまで自分に欲情してたのに、アッサリと死柄木で解消した様だ。

「…縛っていいぞ。」

魅力的な誘惑に、ゆらは一瞬惹かれた。

「………やっぱり嫌だ……。」

冷静になると、やはりさっきの荼毘の行為は許せない。

「もう邪魔しないから、他の人でどうぞ。」

ゆらはそう言って、荼毘の腕を払った。

「…クソガキ。」

「ガキで結構。」

服を着るゆらを見ながら、荼毘は椅子に座って肘を付いた。

「…お前さぁ…。」

服を着終わったのを確認して、荼毘はゆらに言った。

「俺の事好きだぞ?」

荼毘の言葉にゆらは振り返った。

「知ってる。」

ギュッと目を顰めて、自分を見るゆらに、荼毘はフッと笑った。
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