第2章 蒼炎を喰む※荼毘
ブラを避けると、現れた乳首をキュッと摘んだ。
「っ!あ…。」
ゆらの腰が跳ねて、ゆらから声が漏れると、荼毘は服をたくし上げる。
現れた綺麗な乳首に、荼毘は一瞬躊躇したが、チラッと見たゆらの、紅潮した表情に後押しされる様に、目の前の突起したモノを口に含んだ。
「っ荼毘っ…。」
ビクビクと快楽に肩を震わせて、ゆらの手が荼毘の頭を掴んだ。
「…服持ち上げてろ、片手でやりにくい。」
落ちてくる服が、ゆらの胸を隠して愛撫しにくい。
荼毘がそう言うと、ゆらは繋がっていない方の手で、自分で服をたくし上げた。
少し震えているその手に、荼毘は満足そうに笑った。
「素直で可愛いなぁ、ゆら。」
そう言うと、慣れている乳首を指で擦って、反対の乳首を舐め上げる。
しばらくゆらの乳首を愛撫していると、上から聞こえるゆらの息がどんどん荒くなる。
甘い声も荼毘の舌に合わせて、漏れてくると、疼いた下半身を慰める為か、ゆらの腰も微妙に動いてくる。
「ああっ、荼毘…コレ変になるっ…!」
体の中から疼きが溢れ出して、荼毘の舌ではその疼きが強くなるだけだ。
「気持ちいいんだろ?腰動かして…。」
拘束されていない荼毘の手が、ゆらの下半身に向かった。
利き手ではない左手に、荼毘は舌打ちをする。
「拘束解けよ、やり辛い。」
見上げた荼毘の顔に、ゆらは目を細めた。
ギュッと拘束されている荼毘の手を握る。
「…ダメ…このままで♡」
握り返してくる荼毘の手に、言いようのない高揚感を感じる。
腕も繋がったまま、荼毘に触れられたい。