第8章 蒼炎乱舞※死柄木
死柄木はゆらの肩を掴むと、ベットにゆらを寝かせた。
死柄木の目に見下ろされて、一瞬ゆらの目が奪われた。
やっぱり、死柄木の目に魅入られる。
死柄木はズボンを自身のモノが出るくらい下げると、すぐにゆらの足の間に当てがった。
「っちょっ…死柄…。」
流石にそれには動揺したが、死柄木は気にも止めない。
すぐに挿入れようとして、ゆらが死柄木の胸を掴んだ。
「いったい!下手くそ!」
「あ?何でお前が気持ちよくなろうとしてんだ?」
「…俺は何を見せられてるんだ?」
バタバタとベットの上で格闘している2人に、荼毘が呆れた様に言った。
「教えてやろうか?死柄木。」
楽しそうに笑っている荼毘に、死柄木は再度イラッとする。
「…おい…。」
死柄木はゆらの腕を押さえて、ギロっとゆらを見た。
「腕が動ける様に縛れ。」
「え?いいの?」
荼毘の目がピクッと動いた。
ゆらが鎖を出して、死柄木の腕を縛った。
死柄木はゆらの手を五指で握ると、個性が使えないのを確認する。
ゆらの顎を五指で掴んで、ゆらに唇を押し当てた。
「…うっ……。」
ゆらと同じで、口の中を喰らう様なキスに、ゆらの口から声が漏れた。
「口、閉じんな。」
逃げるゆらの舌に、死柄木は親指をゆらの口の中に入れた。
逃げるゆらの舌を、死柄木の親指が嬲る様に追いかける。
「そうやって、大人しく咥えてろ。」
目を細めた死柄木の顔に、ゆらは眉間に皺が寄る。
分かっていたが、やっぱり死柄木はゆらを押さえつけて、喰らおうとする。