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呪術師の恋〜アオハル〜【呪術廻戦】

第2章 入学



待ちに待った体術の授業がやってきた。
それと2年生と合同訓練!!

今日は乙骨先輩いるのかな?
真希先輩と一緒に組めるかな?
傑さんのかっこいいとこが見たいな。


ウキウキしながらグラウンドへ行くと、パンダ先輩と狗巻先輩がいた。私は迷子になるから恵くんと一緒に。

『あれ?乙骨先輩と真希先輩は?』

パ「2人とも任務だ。それにしてもおまえはわかりやす過ぎるだろ。もっとこう…パンダっていう生き物に感動しろ!」

棘「しゃけ!しゃけ!」

わくわくしていたのに、乙骨先輩と真希先輩は任務、おまけに傑さんも遠方任務のため悟さんが担当することになったと…
私のわくわくを返せ!!

一気にやる気が削がれたけど、やることはやる。
私の相手は狗巻先輩。術式は使わず、体術のみ。そこまでパワー押しではないけど、動きが速くてついていくのがやっとだった。

男性よりも筋肉の少ない私は、柔軟性とスピードで勝負するしかない。あとはより太い足の筋肉。蹴りをうまく使うように教えてくれたのは傑さん。遠心力を使っての攻撃。術式を使ってよければ風を起こしながら攻撃ができるのに。

狗巻先輩は背後を取るのがうまい。だったらその裏を取るしかない。背後に回ったのを確認し、姿勢を低くして足を払う。ジャンプして避けられた。着地を狙って膝を狙う。うまく避けられたけど、バランスを崩したところを飛び上がって首に足を引っ掛ける。片腕を押さえて関節技に持ち込んだ。

棘「おかか!おかか!」

私の太ももをタップしてギブアップを伝える狗巻先輩。

よし!勝った!
でもやっぱりパワー負けしてしまう。これをどうにかしないと強くはなれない。スピードも狗巻先輩の方が速かったかもしれない。

悟「いや〜やるじゃん楓。棘も強いんだけどね?もう少し速く動かないと。パワーでは負けるんだからさ〜そのためには筋力アップもだけど、見てから動いちゃってるからさ、予測して感じて動かないと。
棘、そろそろ離れなよ。」

なるほど。なんだかんだ的確なアドバイスくれるんだよね。
狗巻先輩を解放して、さらに特訓をする。
動きを予測して動くのが難しい。

悟「相手の動きをよく観察するんだよ。表情や関節の向き、息づかい、目線、癖、周りの環境…全てをひっくるめて予測を立てる。あらゆることを想定できるようになると、いつの間にか強くなってるってわけ!」
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