第1章 夜が明けるまでの恋人 / 御影 ★
「…ちゃんとイケたみたいだな」
ソコから顔を上げた御影は、肩で息をする私の額にキスを落として
愛おしそうに髪を撫でた。
「…まだ頑張れそうかい?」
「うん…。 私、体力には自信あるから…だから、気にしないで…?」
「ほんっとに…、お前さんは…」
ふっと笑った後、まだ敏感になっているソコに指を滑らせる。
そしてゆっくりとナカへ指を入れていく…
「…まだ痛むかい?」
「…っ、へい、き…」
「無理しなさんな」
「無理…じゃない、よ…。へんな感じ…だけど、痛みはない、から…」
「そっか…」
柔らかく笑いながら、私の反応を確かめるように、ゆっくりと指を動かしていく。
そういう優しいところが大好きで…御影になら何をされても良いと思ってしまう。
そして御影の指がある所を掠めると、急に快感が全身を駆け抜けた。
「んあっ///」
「おっと、ココかい?」
そう言って何度もソコを刺激していく。
またビクビクと身体が震え、先程まで感じていた異物感や圧迫感は消えてしまい快楽が支配していた。
「御影…っ、また…、また、きちゃう…っ///」
「ああ。もう一回、イッちまいな…?」
優しく耳元で囁かれ、あっけなく果ててしまった。
「…そろそろ、大丈夫そうかね…?」
また確認するようにゆっくりと指を入れ、もう一本指を増やし私の反応を見てから、御影は装束から既にそそり立った自身を取り出した。
「悪いが、こっから先は一切優しくしてやれそうにない。逃げるなら今のうちだぜ?」
初めて見るギラついた眼にドキッとしながらも、私は両手を広げて微笑んだ。
「来て、御影。私は御影の全部が欲しいから…全部、受け止めるよ」
「…りと…」
御影は愛おしそうに口付けを落とし、自身をソコに当てがった。
そしてゆっくりとソレをナカヘと挿れていく。
「ん…んん…///」
「…っ、キツ…っ」
やがてナニかが奥をトンっと突く感触がして
御影が優しく頭をぽんぽんした。
「全部入ったぜ。痛みはねぇかい?」
「…うん。痛くないよ…。御影と繋がれて、嬉しい…」
嬉しさで自然と涙が流れた時、御影はそっと私の眼の端に口付けた。
「全く…あんまり可愛いことせんでくれ…ほんとマジで自制が効かんくなる」