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[R-18]セックスしないと出られない部屋【ヒロアカ】

第4章 通形ミリオの場合


「ごめんね、オレ、こういうの初めてだからヘタクソかもしれないけど」
大きな右手が、私の胸に優しく触れる。
空気にさらされた上半身は少し肌寒く、暖かなその手は少し心地よく感じた。
「痛くない?」
「へいき、です」
胸の先に爪を立てられ、弾かれると恥ずかしさにお腹の奥がぎゅうとなる。
私、この人に犯されるんだと思うと、足の間からぬるりとした感覚がした。
「ゆっくり、ほぐすからね」
胸に触れていた右手がお腹を撫で、内腿に触れる。
一本、太い指がナカに入ってくるのを感じ、目を閉じる。
痛みは無く、初めての異物感への戸惑いに腰を浮かせると、通形先輩は大丈夫と私に問いかけた。
「は、い」
辛うじて答えるものの、自分でもまともに触れたことのないその場所にそこまで親しいわけでもない先輩が触れているのかと思うと肝が冷える。
セックスする、なんて、なんてことを言ってしまったのだろうかと後悔してももう遅いことはわかっていた。
「と、がた、せんぱ」
「そんな、そんな顔しないでよ」
きっと今、私は随分とひどい顔をしている事だろう。
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