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ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第9章 友達の失恋


「さん❢」


自分の席に戻ってパソコンで仕事をしていたら名前を呼ばれて振り返った。


「はい」


課長だった。


「さっきは、ありがとう。お陰で落ち着いたよ。」


そう言って貰えて良かった。


「はい、これ」


課長が手に持って居たのは缶コーヒーだった。


「さっきのお礼。」


課長が私に?


めちゃくちゃ嬉しかった。


「あ、ありがとうございます。」


課長と2人で話してると美鈴がそれに気付いた。


「課長〜〜どうして、に缶コーヒー奢ってるんですか?何だか妬けちゃいます。」


可愛く拗ねて見せた美鈴。


本当に相変わらず。


「いや、これは、お世話になったお礼で(汗)」


何だか課長が可哀想。


「課長〜、今日、久しぶりに呑みに行きませんか?」


うわっ、また誘ってる。


課長って美鈴に全く興味ないの見てて丸わかりなのに本人は気付いてないってどうなのよ(汗)


「美鈴、早く仕事しなよ。何しに会社来てるの?」


キッと美鈴を睨んで一喝した。


「いや〜ん、課長〜怖いです〜」


いくら友達でも、イラッてしてしまった。


また言い返そうとしたら課長が先に口を開いた。
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