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ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第6章 出張2日目


告白なんか出来るかよ。


だけど、あの鶴田とか言う社長、ムカつく。



「今日さ、彼女、大阪の取引先の社長に誘われて呑みに行ってるから心配でたまらないんだ」



「はぁ?一緒に来てんの?大阪に」



目を丸くする小橋。



「あぁ。どうやら、その社長も彼女の事が好きみたいなんだ」



「お前は馬鹿か!!」



いきなり怒鳴り出した小橋。



「な、何だよ!!」



「2人で呑みに行かせたのか?彼女を狙ってる男と?浅岡は本当に彼女の事、好きなのかよ。危ないだろ!!そんな奴と2人で呑みに行かせるなんてよ」



あっ!!確かにそうだ。




僕は本当に馬鹿だ。



何で行かせたんだ?



慌てて彼女に電話を掛けた。



プルルルル




「ダメだ、出ない。どうしよ(汗)」




僕は本当に何やってんだ?



「どこで飲むって言ってたんだ?」



どこだ?



「分からない。聞いてなかった。」



小橋も横で頭を抱えてる。



「ちょっと探して来る。」



勢いよく店を飛び出した。



だけど焦るだけでどこにも居ない。



「どこだよ」



叫びたい位、イライラした。

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