第6章 出張2日目
彼女の事を考えるだけで、いつもニヤケてしまう。
「よっぽど好きなんだな、彼女の事」
改めて、そんな事を言われるとドキドキが加速する。
「あぁ、めちゃくちゃ好きだ。自分でも驚くくらいに。この会社で再会して彼女と毎日、仕事してると昨日よりも今日って毎日ドンドン好きになって行くんだ。でも彼女、僕を浅岡雄也のそっくりさんだと思ってるから悲しいよ(泣)」
「マジか(笑)どんなけ天然なんだよ(笑)」
大きな口を開けて笑ってる小橋。
何かムカつく。
「良いだろ?別に!!そこが可愛いんだからさ(拗)」
まだ笑ってる。
だけど、いつ気付いてくれるのかな?
僕が浅岡雄也だって。
「早く言えば良いのに。ついでに告白もな(笑)」
「はぁ?ここここ告白?いやいやいやいや無理だよ。僕からそんな〜///」
「だって浅岡は彼女の推しなんだから浅岡が告白すれば一発オッケーでしょ?」
って言いながらピースなんかしてる小橋。
完全に面白がってる。
「簡単に言ってくれるよ、ったく」