• テキストサイズ

ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第5章 初めて呑みに行った夜


「あ、あの〜、さっき話したヴォーカルの方ですけど。。。それが何か?」



恐る恐る聞いた。



「えっ?僕が聞いてるのは推しではなくて、本気で好きな人を聞いてるんだけどな」




って言われて、やっぱり本気って思ってもらえてないんだ。



少し落胆した。



そりゃそうだよね。



うん、分かってたけど、でも、やっぱり悲しい。




「あの。私、本気なんです。」



私が真っ直ぐ課長の目を見て言った。



「えっ?」




「本気なんです。そのヴォーカルの彼、浅岡雄也さんって言うんですけど、私は、彼に本気で恋してるんです。たとえ、会えなくても周りにリアルな恋って認めてもらえなくても私は彼が好きなんです。本人ともし万が一出会えたら後悔しない為にも絶対、告白しようって決めてるんです。叶わない恋だと分かってますけど(笑)」




はっ、私、課長に何、熱く語ってるの?




恥ずかし過ぎだよ。
/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp