第3章 彼と出張?
そして8時に東京駅で課長と待ち合わせ。
私は緊張しながら東京駅の待ち合わせ場所へ向かった。
あっ!!キャリーバッグを足元に置きスマホをイジッてる課長を見付けた。
やっぱり相変わらず浅岡さんに似てるなぁ。
遠目で見たら益々、そっくりだった。
スーツが良く似合ってて、格好良くて、しばらく見とれてしまった。
そう言えば浅岡さんも歌を歌う時は、いつもスーツ着て歌ってたなぁ。。。なんて課長と重ねてしまった。
イケない、イケない。
今日は、出張、仕事だぞ。
自分に言い聞かせた。
ゆっくり課長に近付いた。
「お、おはようございます」
スマホを見てた顔をこちらに向けてニッコリ微笑む課長。
ドキッとした。
ヤバイよ、その笑顔。
「あっ、おはよう。初めての出張よろしく。」
そう言いながら軽く頭を下げる課長。