第3章 彼と出張?
だけど、よく考えたら浅岡さんにそっくりな課長と2人で出張って心臓が持つか、めちゃくちゃ心配。
「さん、出張、よろしく」
課長に挨拶されてドキッとした。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
どうしよ〜、もう本当に無理。
今でもソバに居るだけで、ずっとドキドキしてるのに。。。
何度、課長は浅岡さんじゃないって自分に言い聞かせたか分からない。
事務所に戻ると美鈴が真っ先に私のところに来た。
「?課長と2人で呼ばれて部長の話って何だったの?」
少し怒り気味で聞いて来た。
「あ、あのね?」
言いにくい。。。明日から課長と2人で出張だなんて。
「あ、明日から。。。2人で大阪の取引先に出張だって言われた。」
全部、そこまで言ったら「はっ?」
って怒り浸透の顔をされた。
「いや、あり得ないから。どうしてが課長と?」
明らかに怒ってるのが分かる。
私に怒られてもなぁって困った顔をした。