第12章 浅岡さんそっくりな課長
〜カラオケ店にて〜
受付を済ませて部屋に入る。
何だかカラオケなんて本当に久しぶりに来た。
「隣、座りなよ」
課長は自分が座ったソファの隣をポンポンして私に座る様に促した。
「あっ、はい」
素直に従ってしまった。
ドキドキする。
そんな私の気持ちも知らず課長は
「さっ、何歌おうかな?」
何故かウキウキ(笑)
課長を見てると何だか元気が出る。
すると課長はスマホを取り出し誰かにLINE?を打ってるみたいに見えた。
相手は誰かな?
少し気になる。
隣に座ってるけど横目でチラッと見ただけでは見えない。
LINEを打ち終わったのかスマホをテーブルに置いた。
「何歌う?」
課長はカラオケの予約するタブレットを持って色々、曲を検索してた。
「僕はね〜、これにしよ」
歌う曲を決めた課長が、操作して予約をした。
課長が最初に歌った歌は私も大好きな曲だった。
課長の歌声、やっぱり浅岡さんそっくり。
甘い歌声が浅岡さんを思い出させる。
益々、浅岡さんに会いたくなる。
ダメです、課長とカラオケなんて来たら。
浅岡さんを思い出してしまう。
涙が止まらなくなる。
課長は歌いながら私の涙を拭ってくれた。