第12章 浅岡さんそっくりな課長
「大丈夫か?」
課長は私の方に歩きながら近づいて来た。
「はい、ありがとうございます。」
課長は私の顔を覗きこんだ。
「泣いた?アイツらのせい?」
課長は泣いてた私の顔を見て心配してくれた。
「あっ、いえ、ち、違います。これは別件で」
そう言いながら手で涙を拭った。
「ん?別件って他に何かあった?」
課長は優しく聞いてくれた。
「あ、あの〜、ちょっと友達が彼氏とラブラブなのを見てしまいまして。。。羨ましくなって、私も浅岡さんにめちゃくちゃ会いたいなって。。。また生歌声を聞きたいな〜って。。。そう思ったら涙が勝手に出ちゃいました。」
そこまで話して恥ずかしくなって俯いた。
「本当にそのボーカルの彼の事が好きなんだね。じゃあさ、これからカラオケ行かない?」
えっ?カラオケ?浅岡さんそっくりな課長と?
いや〜それは心臓ヤバいでしょ?
「ね?行こう?」
課長が強引に手を繋ぎ歩きだした。