第1章 二人の出会い〜浅岡さん?〜
えっ?私、今、課長が結婚してるかどうか気になった?
まさかね(笑)
課長は、浅岡さんじゃないんだし。
私は、浅岡さん以外、好きにはならないから。
美鈴の為に気になっただけ。
そうよ、きっと、そう。
「この営業所、大丈夫ですか?」
私もお弁当を食べながら聞く。
「大丈夫だよ。さんみたいな優しい人が居てるし楽しいよ。」
課長は、コーヒーを飲みながら話した。
「そうですか?それなら良かったです。」
優しいなんて言われた(汗)
「さんってモテそうだね?」
いきなり、何?どうしたの?
「えっ?そんな。。。全然ですよ(笑)」
苦笑いしながら、そう答えた。
「好きな人とか居るの?」
単刀直入に聞かれてドキッとした。
「さぁ?どうですかねぇ。」
何故か浅岡さんの事を課長に話しにくくて誤魔化した。
「そっかぁ、教えてもらえないのかぁ。残念だなぁ(笑)」
「そんな事、知ってどうするんですか?(笑)」
食べ終わったお弁当箱を片付けながら課長に聞いた。
「と、とととくに意味はないよ」
何故か焦ってる課長。
一体、何? どうしたの?