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ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第10章 親友の恋愛


えっ?ジャ○ーズでメジャーデビューが決まった?


ビックリし過ぎて言葉が出て来ない。


「(笑)そりゃ、驚くよね?」


「う。。。ん」


「当時、彼は中学2年で私は高校2年で4年付き合ってて、それなりに付き合ってるぽい事をやってたから私のファーストキスの相手は彼だった。私の初恋の人でファーストキスの相手で真剣に好きだったけど、当時の私は彼のデビューの妨げになってはイケないと思い、めちゃくちゃ苦しい位、悩んで悩んで別れる決意をしたの。彼の事が好きで好きで大好きだったけどアイドルが彼女なんか居てはダメだと思ったから彼にテレビで見てるから頑張ってねとだけ告げて私から別れた。彼は絶対に別れないと言ってくれたけどね。」


その時の事を思い出したのか目に涙を溜めて言葉を噛み締めながら続きを話してくれた。


「テレビの中で大活躍する彼は本当に素敵だった。ドラマにも沢山出て歌も歌って踊ってめちゃくちゃ輝いてた。私の選択は間違ってなかったんだって自分に言い聞かせてたのに。。。なのに。。。(泣)」


「えっ?千夏?どうしたの?」


慌てて私のバッグからハンカチを取り出し千夏に渡した。


「ありがとう(泣)」


「続きは落ち着いてからで良いよ?」


そう言って千夏が落ち着くのを待った。


「ごめん、もう大丈夫。」


「良かった。ゆっくりで良いからね」


コクンと頷き続きをゆっくり話してくれた。


「別れてからも時々、友達として連絡は取り合ってたけど誘われても決して会ったりはしなかった。スキャンダルはアイドルに取って命取りだから。でも最近、彼から電話が来て【もう一度付き合って欲しい】って言われたの。【別れてからもずっと好きだった。1秒でも忘れた事なんてなかった】って。」 
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