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ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第10章 親友の恋愛


「誰にも聞かれたくないから小さい声で話すね」
と前置きをしゆっくり話し始めた。


「実はね?私には、昔、家が隣の幼馴染の男の子が居たの。私は、ずっと彼の事が好きだったんだけど私が中学生の頃、彼から告白されて付き合ったの。彼は年下で当時は小学生だった。犯罪だよね(笑)」


やっぱり付き合ってた人、居たんだぁ。


こんなに可愛いんだもん、当たり前かぁ(笑)


「うん、それで?」


相槌を打つ。


「彼の夢はサッカー選手になる事だったの。」

すごっ。


素直にそう思った。


「普通に彼と付き合ってた毎日が凄く楽しかった。まだ小学生と中学生だったから特に何をする訳でもなく、ただ会って話をするだけで幸せだった。でも、そんなある日、彼のお母さんとお姉さんが、彼の知らない間にジャ○ーズ事務所に履歴書を送ってたの。」


それは、また凄い話。


「書類審査が通ったからオーディションに来てと言う手紙が届いたけど彼はジャ○ーズなんて興味ないしサッカー選手になりたかったから行かないって頑張ってたんだけどお母さんの熱意に負けてオーディションに行って見事合格。それから彼の夢はサッカー選手になる事からアイドルになりたいと言う夢に変わって行ったの。」


千夏の彼はジャ○ーズ事務所に入ってたんだ、すごっ。


「それからレッスンやテレビにも少しずつ出たりして数年後、グループを組んでメジャーデビューが決まったの。」
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