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I'll always be with you【アイナナ千】

第23章 初めての夜 ※




千さんは、私の右胸に服の上からそっと手を這わせる。

目が慣れてきて千さんが私の胸を触っているのを見るだけで恥ずかしくて、千さんの顔を見れなくなる。

やわやわと優しく形を確かめるように手が動く。


変な感覚でもどかしい。

「ほら、こっち向いて」

顎を手で掬われ、唇を奪われる。
胸の感触はそのままで、千さんと目が合う。

『...恥ずかしいから』
「これだけで恥ずかしかったら持たないよ?」


千さんは私のパジャマのボタンを上から一つずつ外していく。
思わず千さんの手を掴み、制止する。

『や、見ないで』
「無理。見たい」


私の力が敵うはずがなく、すべてのボタンが外されていく。
服で隠れてる部分が露わになっていく。
今日はそのつもりでいたから、自分の勇気のために可愛い下着をつけてきた。
それでも、見られるのはやっぱり恥ずかしい。


『あんまり、見ないでよ』
「大丈夫、可愛いから」


胸元に一つキスを落としてから、千さんは、ブラの上からまた優しくマッサージするかのように触る。


『っん、』

さっきよりもはっきりとした刺激に反射的に息が漏れる。
背中に手が入り込んだかと思ったら、私の勝負下着は簡単に外され、上にずらされていた。
そのまま、直に温かい感触が伝わると、初めての感触に思わずぎゅっと目を瞑る。

「リラックスして」

千さんは握りしめていた私の右手を優しく開き、手を繋いだ。
左の胸への初めての刺激は、徐々に甘い刺激に変わっていく。


「ここは、すき?」
『ああっ!』

急な痺れるような刺激に一際大きい喘ぎ声が漏れる。


すでに固くなった胸の先端をぐりぐりと摘まれる。
追い討ちをかけるように千さんは右胸に舌を這わせ、ぺろりと舐める。
違う二つの刺激に我慢できずに身を捩らせる。


初めての感覚。
好きな人に触られるとこんなに身体が反応してしまうのか。

今、最初のもどかしさはなく、胸への刺激は全部痺れるように甘く感じる。
やめてほしいけど、もっとしてほしい。


『ぅぅ、っん』

水温をたてながら、乳首を舐めたり、吸ったり。

『ぃ、んあっ!』

ちくっとした痛みが走り、気持ち良すぎて体が跳ねる。
千さんが乳首を軽く甘噛みしてから、顔をあげる。


「へえ、里那は感度がいいね」
『っ、、え?』
「僕の好みってこと」

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