第4章 初任務(♡)
死柄木だけ自室を与えられているのはボスの特権で…。
そこにはベッドと机とテレビが置かれているシンプルな部屋。
今にも眠ってしまいそうなをそっとベッドに寝かせてやるとその横に死柄木も寝転ぶと小さな頭を腕枕しながら抱きしめてやる。
『…とむらおにいちゃん…いっぱいあそんでくれて
ありがとう…。、楽しかった…っ。』
「…ん、またいつでも遊んでやる。
ほら…もう寝ろ。疲れただろ?」
『…ん…おやすみなさい。
とむらおにいちゃん…っ。』
「…おやすみ、。」
大きな瞳をとろん…とさせて、もうほとんど夢の中へと入ろうとしながらも死柄木に遊んでもらって嬉しかった想いを一生懸命に伝えようとするに、紅い瞳を細めながら柔らかく微笑む死柄木。
そんなの頭を壊さないように優しく撫でながら寝かしつける。
するとすぐに腕の中からスゥ…スゥ…と小さな寝息が聞こえてくると、あどけない表情で安心しきったように眠る。
そんなの様子に死柄木もふわぁ…と欠伸を一つすれば、紅い瞳を閉じて小さなぬくもりを抱きしめて夢の世界へ旅立つのだった。
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「…っ、ン……。」
胸板にふに、と感じる柔らかいモノに違和感を感じると小さく息を漏らして薄っすらと紅い瞳を開ける。
「……は?」
ぼやける視界がクリアになれば、死柄木が息を呑むように声を漏らす。
自身の腕の中で眠っていたに視線を落とすとの姿は元の大人の姿に戻っていたのだった。
しかし死柄木が驚いたのは、が身に纏う子ども用の服が窮屈そうにぱつぱつになっており、ブラウスの胸元のボタンは弾け飛び谷間が丸見えで、短いスカートから覗くお尻はまた窮屈そうに下着が食い込み気味になっており、あられもない姿になっていた。
「…おいおい、まじかよ…っ。」
自身の胸板に縋るように眠る淫らな格好のを見つめながら小さく呟く死柄木。
起こそうか、起こさないか、どうしようか迷っていると腕の中のが小さくもぞもぞと動くと長いまつ毛がふる、と震え、大きな瞳が薄っすらと開かれる。