第4章 初任務(♡)
「…はよぉ。よく眠れたか、。」
『…おはよぉ、だびおにいちゃん…っ。』
眠たげに真っ黒な髪をボリボリ掻きながら胡座をかく荼毘の上にちょこんと乗り、甘えるようにギュ…と抱きつく。
自分の膝の上に乗って甘えてくるを可愛く想うと蒼い瞳を細めながらふわふわの栗色の髪を優しく撫でてやる。
『…だびおにいちゃん、
きょうもうさぎさんのゴムで
かみのけふたつにむすんでくれる?』
「あぁ…いいぜ。
今日はもっと可愛い髪型にしてやるぜ」
『わぁーい♡ありがとう〜だびおにいちゃん♡』
よしよし、と頭を優しく撫でてくれる荼毘を見上げながら嬉しそうに言う。
「ほら、ちゃん。
顔洗って、着替えて朝ごはん食べに行こう?」
荼毘の膝の上で嬉しそうにしているをヒョイ、と抱きかかえるコンプレス。
そして四人仲良く洗面台へ行くと順番に顔を洗い、コンプレス、荼毘、死柄木の順に横に並びながらシャコシャコと歯磨きをする。
朝の支度が終わり、コンプレスに服を着させてもらうとリビングへ行き、ダイニングテーブルの椅子に座らされると荼毘に髪を結ってもらう。
「…お前の髪は本当に綺麗だなァ。
昔から変わんねェのな…。」
のふわふわの栗色の長い髪に指を通しながら、いつだったかの髪を乾かした日の事を思い出しながら蒼い瞳を細めて愛でるように言う荼毘。
そして器用にその長い髪を編み込みにして結っていく。
毛先にはうさぎの付いたゴムでしっかり留める。
「…ほら、出来たぞ。。」
『わあぁ〜〜♡だびおにいちゃんありがとう!
かわいい〜♡♡』
手鏡を渡されて覗き込むと、ふんわり編み込まれた自身のヘアスタイルに嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。
そしてぎゅうッと荼毘に抱きつく。
「…ん、これくらいならいつでも結ってやる。」
を抱きかかえるとくりっとした大きな瞳と視線を合わせながら小さく微笑む荼毘。