第4章 初任務(♡)
「…あれ、ちゃんと死柄木
もう寝ちまってるじゃねェか。」
「腕枕なんかして寄り添って…
仲がよろしい事で…っ。」
交代で風呂から上がったコンプレスと荼毘がリビングへ戻ってくると、仲睦まじく腕枕しながらお互い寄り添い合いながらすやすや眠ると死柄木を見て短い眉を下げて小さく笑うコンプレスとどこか面白くなさそうな荼毘。
「随分と風呂で親睦を深めたみたいだねェ…。
こんなに死柄木に懐いちゃって。
おじさんちょっと寂しいなぁ〜。」
死柄木に抱かれながら安心しきったように眠るの頬をそっと撫でるコンプレス。
「…ってかコイツのコレ、いつ戻るんだ?」
「わかんねェ…。
大体こういうモンは一日くらいじゃねェのか?」
「個性解除条件とかあったらめんどくせェな…。」
「おいおい…それは勘弁だぜェ。
そうなったら義爛のツテが必要になるな…。」
荼毘が眠るを見つめながら言えば、冗談じゃないと言うかのようにコンプレスが溜息を吐く。
「…明日には元に戻っててくれよ、
ちゃん…っ。」
の頭を優しく撫でながら言えば、の横に寝転がるコンプレス。
その横に荼毘も寝転がると二人も眠りにつくのだった。
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が幼児化した翌日。
「…まだ、戻ってないか…」
朝になり、コンプレスが目を覚ますと変わらず小さな身体をいつの間にか死柄木からコンプレスに身を寄せながらスゥスゥ…と寝息を立て眠る。
どうしたものかと考えながら片手に頭を乗せてボー…とを見つめるコンプレス。
『………っ、ん………』
ピクンッ…とが身じろぐとうっすらと大きな瞳を開け。
「…起きた?
おはよう、ちゃん」
『…あつひろ、おにいちゃん…おはよっ…』
小さく微笑むコンプレスをまだ眠たい瞳を片手で擦りながら小さく呟く。
それと同時に死柄木と荼毘も眠たげにムク…と起き出す。
「……、まだ戻ってないのか…。」
薄水色のボサボサの髪を片手で掻きながら寝起きの掠れた低い声で言う死柄木。