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【ヒロアカ】*Linaria この恋に気づいて*

第4章 初任務(♡)



『…とむらおにいちゃん、
 いっしょにおふろはいろ?』


食後、久しぶりに死柄木、荼毘、コンプレスの三人でダイニングで酒を飲んでいると、死柄木の座っている所へトテトテとが近付いてくるとクイクイ…と死柄木の黒い服の裾を引っ張り、くりっとした瞳を上目遣いで見つめながら小さく言い。


その瞬間、三人揃ってブーーーーッッと酒を噴き出す。


「…ゴホッ…、今何て?」


咽せた口元を手で拭いながら足元にいるを見つめて言い。


『…いっしょにおふろ、はいろ?だめ?」


もう一度、死柄木を見つめながら小さく言う。


「…いや、俺はいいけど……」


そう言えば、チラッと右隣に座っているコンプレスに視線を向ける死柄木。


「…ちゃんは死柄木と
 お風呂入りたいんだよね?
 ん、いいよ。行っておいで?」

コンプレスがヒョイッとを抱き上げると自分の膝の上に乗せ、目線を合わせて言い。


「…その代わり、
 ぜってェ変な気起こすなよ、死柄木。」

「わかってるよ。ロリコンじゃあるまいし…」


目を細めてジト…と睨みながら言うコンプレスに、溜め息をついて呆れたように言う死柄木。


「じゃあ、早く入っておいで?」


コンプレスからを託されるとガタッ…と椅子から立ち上がるとと手を繋いで浴室へと向かう死柄木。



「…良かったのかよ、死柄木と風呂なんて」


二人が立ち去った後、カランッ…とグラスを傾け一口飲んだ後ポツリと小さく呟く荼毘。


「今のちゃんにヤキモチ焼いても
 しょーがねぇだろ…っ。」

「…大人だねぇ。」


荼毘の言葉に眉を下げて言うコンプレスに、軽く笑って返す荼毘。


「伊達に歳だけ食ってねェっつーの。
 …はぁっ…、いつまでコレが続くのかねぇ」


そしてまた頬杖をついて同じようにカランッ…とグラスを傾けて酒を煽るとポツリ、と小さく呟くコンプレスだった。



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