第4章 初任務(♡)
「はい、ちゃん…どれにする?」
コンプレスに差し出されるトランプをまた真剣にじーーっと見つめながら一枚選ぶと死柄木に見せ。
「…お、あったぞ。」
『ほんとだ、あともうちょっと…っ。』
だんだんと減っていくトランプのカードにワクワクと嬉しそうにする。
そしてまた何周か引いたり捨てたりと繰り返すとまた死柄木が一抜けし。
「おぉ、また一抜け。」
『とむらおにいちゃんつよいっ!』
「はは、すげェーだろ?
まァ…俺にかかればこんなモンだ。」
一番に上がると後ろの死柄木を見上げながら嬉しそうに言えば、死柄木も笑いながら人差し指を浮かせて優しく頭を撫でてやり。
「じゃあ今度は俺とやろーぜ、。」
『うん。いいよ、だびおにいちゃん。』
今度は荼毘の側に行けば、ぽすんっ…と荼毘の胡座の上に座る。
『…、おにいちゃんいっぱい
できたみたいでうれしい!』
少しずつ打ち解けてきて慣れてくると、一緒に遊んでくれている死柄木、荼毘、コンプレスを見つめながらくりっとした大きな瞳を細めて無邪気な笑顔で嬉しそうに言い。
そんな可愛らしいの姿にズキュンッ…♡と心打たれる大人の男三人。
そんな三人の心境をつゆ知らずにふふっ…と両手で口元を押さえながら嬉しそうに笑う。
「…お前、可愛いな。」
胡座の上に収まるそんなを後ろからギュッと抱きしめる荼毘。
「おーい、荼毘ぃ…離れろ。」
「あ″? いいだろ、別に…今はガキなんだから」
『あつひろおにいちゃんもだびおにいちゃんも
けんか、だめだよ?
…ね? とむらおにいちゃん?』
「…そうそう。ケンカはダメだぞ。」
を抱きしめる荼毘をジト…とした目で言うコンプレスに荼毘が言い返すと、コンプレスと荼毘を交互に見つめながら仲介に入ると死柄木を見つめて言う。
そんなの言葉に頷いて言えば、ククッ…と口元を押さえながら可笑そうに小さく笑う死柄木。
そんな事をしていると、トガとマグネが帰ってきてを着替えさすために別室へと連れて行ったのだった。