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【ヒロアカ】*Linaria この恋に気づいて*

第4章 初任務(♡)



「…おい、コンプレス。
 そのガキなんだ。…誰っ……もしかして……」


“ 誰だ ”とコンプレスに問いただそうとして口を閉じる。
コンプレスに抱きかかえられている少女…少女というにはまだ幼すぎる、歳は3、4歳くらいのその女の子の容姿を見てピンと来る。
長いまつ毛にくりっとした大きな瞳、栗色のふわふわの長い髪の可愛らしい女の子。


「…そう、ちゃんだ。
 敵の個性にやられちまって、
 幼児化しちまったんだ」

「お前達が付いてながら何やってンだ…。」


コンプレスの言葉に小さく溜め息を吐けば、ソファーの背もたれに頬杖をついて小さくなったを見つめると、コンプレスに抱えられているがビクッ…と少し怯えたように身体を震わせるとコンプレスの橙色のシャツを握り。


「…あぁ。コレか。
 怖がらせて悪かったな」

そう言えば、顔に付けていた手を外して謝り。
ソファーから立ち上がるとコンプレスに抱えられているに近づき。


「俺は死柄木弔…… し が ら き と む ら。」

『…しがらきとむら?』

「…そう」

が繰り返すようにたどたどしい喋り方で言えば、小さく笑うと人差し指を上げながらそっと栗色の髪を撫でてやり。


リビングの騒ぎを嗅ぎつけてきたトガ、黒霧、スピナー、マグネがやってくる。


「え!この小さな女の子、
 ちゃんなのですか!?
 カァイイー♡カァイイのですーー♡♡」

「…マジか…コイツなのか…。」

「あらぁ〜♡小さくなっても美人さんで
 可愛いじゃないのぉ〜♡♡」


トガ、スピナー、マグネが口々に捲し立てるとまた怯えたようにコンプレスにしがみ付く。



「…おいおい、お前ら…っ。
 ちゃんが怯えてんだろ…。
 もうちっと静かにできねェのか?」

怯えて抱きつくの頭を撫でるコンプレス。
えらくコンプレスに懐いているらしい小さくなった。
そんなとコンプレスにちょっと面白くない俺。


俺だって小さくなったと仲良くなりたい。


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