第3章 日常、それぞれの想い(♡)
「こんな甘えたになっちまって…。
ほんと可愛いな、。」
俺の手に擦り寄るの額に軽く口付けるとふにゃ…と嬉しそうに笑う。
「あぁーー…俺だけのモノにしてぇ…っ。
こんな可愛いお前、誰にも見せたくねェ…。」
膝に乗せているをきつく、きつく抱きしめて呟く。
そしてゆっくりと身体を離すと、ぷくりと赤く染まる小さな唇にそっと俺自身の唇を重ね合わせる。
『…ンっ…。』
の甘い吐息が漏れると、ハム…と下唇を啄むように何度も吸う。
その度にピクン、ピクン…と反応を示す。
「…可愛い、。」
『…だび…さん…っ。』
一度唇を離して、トロン…と俺を見上げるに目を細めて小さく笑うと今度は深く口付ける。
『…んッ…ンぅ…っ。』
「…ッ…ハァ…っ。」
クチュ…クチュ…と舌を絡めながら静かなリビングに俺との吐息と舌が絡まる水音がいやらしく響く。
『…んゥっ…ぁッ、だび…さん…っ。』
「…エロい顔。」
手触りの良いルームウェアのワンピースの上から身体のラインをなぞるようにスル…スル…と指を這わせるとピクピク小さく身体を揺らす。
「…、好きだぜ。
こんなに一人の女に夢中になるなんて
初めてだ…っ。
それだけお前は特別な存在だ。」
俺の言葉にさっきまで眠た気だった瞳が大きく見開かれると俺を真っ直ぐ見つめる。
『…ほ…本当に…?』
「…嘘でこんな事言わねェよ。」
『でも…わたし…っ。』
「…わかってる。
お前はミスターの事も…
死柄木の事も好きなんだろ?
それでも俺は、そんなお前が好きなんだ。」
大きな瞳で俺を見つめるの頬にそっと手を添えながら同じように真っ直ぐ見つめながら想いの内を伝える。
「いいじゃねェか…。
お前が誰の事が好きだろうと
俺の気持ちは変わんねェ。
お前を想う気持ちはそんなに半端じゃねェ。」
『…だ、びさん…っ。』
真っ直ぐ見つめる荼毘さんの綺麗な蒼い瞳に吸い込まれるように…荼毘さんの言葉に、トクンッ…と胸の奥が小さく高鳴る。