第3章 日常、それぞれの想い(♡)
風呂上がりで良い匂いがする。
女子が好きな…ジェラート何とか、とかいうブランドものの触り心地の良いルームウェアのワンピースを着ているがまた可愛い。
その上風呂上がりで眠たいのか、俺に髪を触られているのが相当気持ち良いのか、完全に身を任せて甘えたになってるのがまたたまんねェくらい可愛い…。
こいつを特別視している死柄木やミスターの気持ちもよくわかる。
義爛に関しては、こいつのためにブランドもののこんなクソ高いルームウェアまで買い与えるくらい可愛がっている。
まぁ、そんな俺もを相当甘やかしていると思うが…。
そんな事よりも、今も俺に好き放題触られてふにゃふにゃになっている無防備なこいつが心配になる…。
いつもはぱっちり開いている大きな瞳も長いまつ毛で隠れるくらいに伏せられて、俺の腕の中で大人しく収まっている。
直接肌に伝わるの体温に、身体の柔らかさ…それに加えて色濃く香るの甘い匂い。
甘い香りにつられるようにの首筋に顔を埋めて胸いっぱいにの匂いを吸い込む。
『…ンっ…荼毘さん…っ。』
くすぐったそうにが小さく身じろぐ。
「…ん、どうした?」
『…くすぐったいです…っ。』
「お前の匂い…好きだぜ?」
『ゃん…っ、耳…っ。』
スル…と撫でるように片耳に指を這わせて挟むようにスリスリ擦るように触りながら、首筋に鼻を擦り寄せながら囁いてやれば、甘い声を漏らす。
そんなの甘い声に俺の中の欲が昂る。
「エロい声出しやがって…。誘ってんのか?」
『ち…違いますぅ…っ。
荼毘さんが耳…触るからぁ…。』
「が無防備なのが悪い…。
こんなふにゃけたツラしやがって。」
未だ俺に身を預けたまま、夢心地のように瞳をトロン…とさせているにフッ…と軽く笑うと頬を優しく撫でてやる。
『…荼毘さんに触られるの気持ちぃ…っ。』
「…おら、そんな事言ってっと襲うぞ。」
『だって…荼毘さんの手あったかいし…
私に触る手が優しいから…好き。』
頬に触れる俺の手にの小さな手が重なると甘えるように擦り寄る仕草をする。
そんながたまらなく可愛く感じる。