第3章 日常、それぞれの想い(♡)
「……。」
甘く囁かれた自分の名前に、胸元に埋めていた顔を上げるとふわ…っと柔らかな、少しカサついた感触が唇に触れる。
『…ンっ…とむら、くん…。』
「……っ。」
すぐに離れた唇がまた塞がれると今度は下唇をはむはむと食べられるように何度も啄まれる。
『…ンッ、ふぅん…っ。』
弔くんの黒のパーカーをギュッと握りながら甘い吐息を漏らしてしまう。
薄っすら目を開けて、自分の胸元の服を掴みながら甘い声を漏らすの姿に表情を緩めると更に深く口付けるように少し開いた唇の間からヌルッ…と舌を差し込み、絡め取り。
『んぅっ…ンンッ、ぁッ…///』
「…んっ…、可愛い…。」
クチュクチュといやらしい音を立てながら夢中で舌を絡め合う俺と。
チュッ…とリップ音を鳴らして、一度唇を離すとトロン…とした瞳で見つめるの頬を撫でながら愛おしく呟く。
『あッ…やぁ、ダメぇ…とむらくん…っ。///』
俺の唇が耳元に近づくとはむっ…と甘噛みした後、ペロ…と耳殻をなぞるように舐めると甘く身体を震わせる。
「…耳、弱いの…?
いっぱい感じろ、…。」
ふるふると首を振りながら止めるように俺の身体を軽く押すも、すぐに耳元で甘く低い声で囁かれると力が抜け、小さな抵抗はすぐに終わると再び耳殻を甘噛みしてやる。
『んんぅっ…ハァッ、や、やあぁ…っ。///』
「…まじで弱ェんだな、耳。
可愛い声で啼きやがって…たまんねェな。」
舌を這わすたびにピクピク身体を震わせ、甘い声を漏らす。
必死にしがみ付くの姿に俺の中の欲も膨れ上がるばかりで、更に耳に這わせる舌の動きが激しくなるとクチュッ…クチュッ…といやらしく水音を立て。
「…気持ちいか、?」
『んぅッ…ハァッ…とむらくん、
気持ちいぃっ…耳、気持ちい…っ。///』
舌を這わせたまま耳元で囁くと何度もコクコクと頷き、大きな瞳を潤ませながら甘い声で言う。