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【ヒロアカ】*Linaria この恋に気づいて*

第3章 日常、それぞれの想い(♡)



あらかた食べ終わり、各自各々する事があったみたいで食べ終わると早々にリビングから出て行き、残った私はキッチンで洗い物をしていた。

するとまた背後に気配を感じて振り向くとそこには荼毘さんが立っていた。


『ぁ…荼毘さん。もう用事はいいんですか?』

「あぁ…たいした用じゃなかったからな。」


カチャ…カチャ…とお皿やコップを洗う音だけがキッチンとリビングに響く。

すると、後ろから腕が伸びてくると腰にぎゅっと回り抱きしめられる。
突然の事に驚いて、コップを落としそうになる。


「…飯、美味かった。」

『よ…良かったです。
 お口にあったみたいで…///』

「お前の飯…また食いたい。」

どこか色っぽい低音な声で耳元で囁かれるとピクンッ…と反応してしまい、後ろから抱きしめられているこの状況にもドキドキ胸を高鳴らせながら頬を赤らめる。


そんな私の様子に気付いてか、クス…と小さく笑う荼毘さん。


「…なに、照れてんの?…可愛いなァ。」

『…荼毘さんが…っ…///』

「…ん?…俺がなに…っ?」

どこか楽しそうに言う荼毘さんが首筋に顔を埋めると更に身体がカチコチに固まってしまう。


『ぁ…ッ、んぅ…っ///』

「…エロい声。感じてんの?」

首筋に感じる荼毘さんの吐息に甘い声が漏れると更に煽るように耳元でえっちな声で囁く荼毘さん。


『…荼毘さんの声の方がえっち…です…///』

「…あぁ、俺はエロい事しか考えてねェよ。」

そう言えば、腰に巻きついていた手がスル…と腰のラインをなぞるとまたビクビクッと反応してしまう。


「…感じやすいんだな。」

『ぁ…ッだび、さん…ダメ…っ///』

「…ダメじゃないだろ?」

腰を撫でていた手がスカートの裾からそっと入ってくると太腿から内腿へ撫でるように何度も滑らせる。


『だび、さん…ッ…ほんとに、だめ…っ///』

顔を真っ赤にしてふるふると首を振りながら言えば、遠くでガチャッ…と玄関のドアが開く音が聞こえる。


「…残念。今日はココまでな?」

耳元で低くて甘い声で囁けばパッと離れていく荼毘さん。
荼毘さんが離れた事でホッと小さく息を吐くと、リビングのドアが開く。


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