第5章 敵連合、みんなの夢(♡)
「…そんな顔しちゃダメ。
止まンなくなっちまうだろ…。」
そう言うも、の頬と後頭部に手を回して唇を重ねるとねっとりと深く口付けを交わし。
もそんなコンプレスを受け入れると背中に腕を回してぎゅ…、と抱きしめる。
「…、いい?」
頬に手を添えて熱の篭った茶色の瞳で見つめられて言うコンプレスにコクン…、と小さく頷けば、トロン…とした甘い瞳でコンプレスを見つめ。
そんなトロン…としたにもう一度口付けをすれば、をそっとソファーへと押し倒す。
自分に覆いかぶさるコンプレスを見上げながら今日初めて知った様々な事を思い返していた。
思いがけなかった、死柄木の夢と荼毘の気持ち。
コンプレスの夢の話。
敵連合のメンバーがそれぞれ持っている夢。
随分ここで暮らすようになり、敵連合の事はわかってきたつもりでいたが、実際は一人ひとりの事を全然知らなかった事を改めて思い知らされた。
しかし、こうして少しずつみんなの事を理解する事でまたココが自分の居場所だと思える事がにとっても嬉しかった。
そしてみんなの夢が出来るだけ早く叶うようにもが出来る事で支えていきたいと強く思った。
そしてコンプレスから与えてもらった幸せな夢に表情を緩めふんわり微笑みながら愛おしそうに見つめるコンプレスの首にぎゅ…と抱きつく。
『…私、圧紘さんと出逢えて…
ここで一緒に過ごせてとても幸せ…っ。』
コンプレスの首元に顔を埋めて幸せそうに微笑み。
「…俺も。ちゃんと出逢えて幸せだよ」
幸せそうに微笑むを愛おしそうに見つめて呟き。
そうして再び、唇が合わさると深く深く口付け合う…。