第5章 敵連合、みんなの夢(♡)
誇らしげに話す少年のようなコンプレスを見つめながら話を聞く。
『とても素敵な夢…。
私は圧紘さんやみんなみたいに
明確な夢なんてないのに…
ココに居てもいいのかな…っ。』
自分はコンプレスや敵連合のみんなのような夢が明確にない事に急に不安に感じると眉を下げて俯いて呟き。
「居てくれなきゃ俺が困る。
…それにちゃん知ってる?
俺のあともう一つの夢。」
コンプレスの言葉に顔を上げると茶色の瞳が真っ直ぐとの大きなの瞳を捉えていて。
「…ちゃんをお嫁さんに貰う事だよ。」
コンプレスのプロポーズのような言葉に瞳を大きく揺らすと頬を赤く染めながらうる…っ、と瞳を潤ませ、コンプレスの真っ直ぐ見つめる茶色の瞳を見つめ返す。
「…だからちゃんの夢は
俺のお嫁さんになる事。」
瞳を潤ませるの涙をそっと指で拭ってやると頬に手を添えて愛おしそうに目を細めるコンプレス。
『私だけ…こんな幸せな夢でいいのかな…っ。』
ポロポロと大きな瞳から綺麗な涙が次々とこぼれ落ちながら、眉を八の字に下げてコンプレスを見つめて言う。
「あぁーー…もう、そんなに泣かないの。
こんな事でそんなに泣いちゃうなんて…
ほんと可愛いんだから、は…っ。」
次から次へとこぼれ落ちるの綺麗な涙を拭いながら短い眉を困ったように下げて小さく笑うコンプレス。
そんなをそっと抱きしめ耳元で甘く囁く久しぶりの“ ”呼びにドキン…、と胸を高鳴らせるとまた頬を赤く染める。
「泣いたり、顔赤らめたり…
忙しいんだから、は。
まぁ…そんなトコロも可愛くて
たまんないンだけどね。」
涙が溜まる目元にチュ…と口付けをされると、今度は赤く染まった頬に口付けを落とすコンプレス。
そして最後に唇にコンプレスの唇を重ねるとまたリップ音を鳴らして口付けをし。
『…ん…っ、圧紘…さん…っ。』
唇に口付けをされると甘い声を漏らしながら熱の籠った甘い瞳を上目遣いで見つめながらコンプレスを求める。