第5章 敵連合、みんなの夢(♡)
その日の夜。
死柄木と荼毘からの突然の猛烈のアプローチに色々とあった一日を振り返っていると少し疲れ、誰もいないリビングのソファーに一人座りチビチビとりんごジュースを飲む。
「…あっ、ちゃんいた。」
『…圧紘さん…っ。』
ボーとしていたところに不意に呼ばれた愛しい声に振り向くとコンプレスがいて。
「隣、いい?」
『もちろんです。
ぁっ…何かお酒、入れましょうか?』
「いや、いいよ。…コレ、持ってきた」
手に持つウイスキーロックのグラスを掲げながら言えば、の右隣に座るコンプレス。
「何だか今日は随分と疲れた顔してるね?
…何かあった?」
ウイスキーグラスを傾けて優しく尋ねるコンプレス。
『ぁっ…いえ…、特には…』
死柄木と荼毘の事をわざわざコンプレスに言う訳にもいかず、言葉を濁しながら眉を下げて小さく笑う。
「そう?…何かあったらすぐに言うんだよ。」
コト…、とウイスキーグラスを置くと栗色の髪を撫でながら微笑むコンプレス。
そんなコンプレスに甘えるようにコテン…っと頭を預ける。
「…おや、今日のちゃんは甘えんぼだね」
クス…と小さく笑いを零すと頭を預けるに腕を回して頭を撫でてやり。
『何だか圧紘さんが恋しくなって……』
コンプレスに頭を撫でらると瞳を気持ち良さそうに細めながら小さく呟き。
「俺のお姫様は可愛いなぁ…っ。」
素直に甘えてくるの栗色の髪に口付けを落とすと愛おしそうに茶色の瞳を細めるコンプレス。
『…圧紘さん、大好きです…っ。』
「ん、俺も。…ちゃん大好きだよ」
コンプレスの左手をの両手で触れるとそっと指を絡めて恋人繋ぎをしながら愛の言葉を囁き合う。