第5章 敵連合、みんなの夢(♡)
頬杖を付いたままに手を伸ばすと髪を整えてやるように栗色の髪を撫でると小さく笑う。
『…やだ、私っ…いつ寝ちゃったのかな…。』
俺に髪を整えられると恥ずかしそうに自分でも前髪を整えるように触れながら言い。
「ずいぶん気持ち良さそうに寝てたぞ」
『荼毘さんに寝顔見られちゃった…。
…恥ずかしぃ…っ。』
恥ずかしさからほんのり頬を染めながら小さく呟く。
「可愛い寝顔だったぜ?」
『ふぇっ…か、可愛いだなんて…。』
「本当の事だぜ?」
の頬に継ぎはぎの手を伸ばせば、親指で赤い唇をなぞりながら目を細めて見つめ。
『か…からかわないでくださぃ…っ。』
ゆっくりと親指で唇をなぞられるとくりっとした大きな瞳を上目で見つめながら小さく呟く。
「からかってなんかねェよ。
…俺はいつでも本気だ。」
グッ、と顔を近付けるとの耳元で低い艶のある声で囁き。
『だっ…だび、さん…っ。』
耳元で囁かれるとビクン…ッ、と肩を揺らして耳まで真っ赤に染め上げると近くにいる俺の白いシャツを握りしめる。
「…ホント、耳弱ェなぁ…っ。」
『んッ…やぁ…っ。』
もう一度耳元で囁いてみると、小さく身体を震わせてまた甘い声が漏れる。
「…エロい声。可愛い……っ。」
面白い悪戯を思い付いたように小さく笑うと俺の白いシャツを握るの耳に舌を這わせるとペロ…っ、と舐め上げ。
『あッ、ひゃんっ…だ、びさん…ッ。』
「…良い反応だなぁ、…っ。」
甘い声を上げながら俺の胸元にぎゅっ…と抱きつく。
くりっとした大きな瞳を潤ましながら俺を見つめる顔が可愛くて、たまんねェ…。