第5章 敵連合、みんなの夢(♡)
に出逢えて…こんなに愛おしいと想える、守ってやりたい、守りたい…と想える大切な存在にも出逢えた。
初めは…連合が出来た当初は、自分の感情の赴くままに色んな犯罪に手を染めて、それを繰り返していた…。
その度、物事が思い通りに進まないことに強い苛立ちを感じていた。
でも俺は変わった、少しは成長したンだ。
【俺をイラつかせる息づく全てを一旦壊して
世にも美しい地平線を見せること】
それが今の俺の成すこと、俺の夢だ。
オールマイトが引退しても…ヒーロー社会が崩壊したとしても…裏の支配者になったとしても…この【心の鉛】が消えることはない。
そう、俺はきっと全部嫌いなんだ。
息づく全てが俺をイラつかせるンだ…っ。
正義だの平和だのあやふやなもんで蓋された、この掃きだめをぶっ壊してやる…。
そして見せつけてやる、正義とやらの脆弱さを…。
そしてその先に待ってる俺たちが創った、俺たちだけの理想の世界へを連れていきたい。
世にも美しい地平線をに見せてやりたい。
そして、できればその隣には俺がいたい。
と一緒に俺が創った美しい地平線を見てみたい。
そしてと共に生きていきたい…。
その為には、の存在が必要不可欠なんだ。
「いつか…俺が創った世界を…
美しい地平線を見せてやるからな……っ。」
俺の腕の中で穏やかに眠る可愛いの頬を優しく撫でながら小さく呟く。
すると、俺の言葉にピク…、と反応するようにの瞼がゆっくりと持ち上がる。