第5章 敵連合、みんなの夢(♡)
「…。
お前はやっぱり特別な女だ。」
弔くんが肩に顔を埋めると首筋に鼻先をスリ…、と擦り寄せながら小さく呟く。
『…私、弔くんの特別?』
「あぁ…は俺の特別。
誰よりも何よりも大切な存在だ。
もぅ俺…お前ナシじゃ、
生きていけねェかも…っ。」
首筋から顔を上げて、私の頬を優しく撫でながら紅い瞳を細めて愛おしげに見つめる弔くん。
そしてゆっくりとソファーに押し倒されると私に覆い被さりながら、熱の籠った視線で私を見下ろす。
『…とむら、くん…っ。』
壊さないように人差し指を浮かせながら私の頬に手を添えて、目元を親指で優しく撫でる弔くんの欲の籠った視線にドクンッ…、とまた身体が甘く疼くと私もそっと見上げるように弔くんを見つめ返す。
「…可愛い、。
そんな目で見るな…我慢できなくなる…っ。」
『…我慢、しないで…?
私も弔くんに…触れられたぃ…っ。』
「…後悔すンなよ?
煽ったのはだかンな…っ。」
そう言うと耳の横をスル…、と弔くんの手が撫でると後頭部を添えるように持たれ、伏せ目がちの弔くんの整った顔が近づいてくるとそっと唇が合わさる。
『…ン…ッ…。』
下唇を啄むように何度もハムハムと食べるように口付けられると甘くて柔らかな感触に思わず、私からも甘い吐息が漏れてしまう…っ。
顔の角度を変えながら、後頭部を支える手にグッ…、と力が入ると唇を食べるかのように口付けがだんだんと深くなっていく。
『…んっ、んンぅ…っ。』
弔くんの舌が口内により深く入り込んできて、私の舌をいやらしく絡めとる。
味わうようにねっとりと絡めとられる舌の動きに、私のイケナイトコロがトロ…っ、と濡れだす。