第4章 初任務(♡)
『お待たせしてすみません…遅くなりました』
の声に一同が視線を向けると今まで騒がしかったリビングの中がシンッ…と静まり返る。
背中ががっつりと空いた身体のラインがよくわかるスレンダーラインの真っ黒なロングドレスに身を包む。
その真っ黒なドレスがのなめらかな綺麗な白い肌や細身の身体をより際立てており。
栗色のウェーブがかったふわふわの長い髪は某お姫様のように後ろで編み下ろされており、メイクも映えるようにしっかりと施されそんなの普段とは違う美しい姿に呆然とする連合の面々。
そんな連合の面々を前に不思議そうにがキョトン、としているとコツコツとエナメルシューズを鳴らしながらコンプレスが近づき。
「…ちゃん、とても綺麗だ。
すごく似合ってるよ」
の手を取り唇を手の甲に寄せると口付けを落として、茶色の瞳を細めながらを見つめるコンプレス。
『…ありがとうございます。
圧紘さんも…その、タキシード似合ってます。
すごく、素敵…っ。』
タキシードに身を包み王子様のように手の甲に口付けを落とすコンプレスにほんのり頬を赤らめながらもコンプレスを見つめて言い。
「ほんとに素敵だわ…」
マグネがうっとりしながら言えば、側で頬を赤らめながらチラチラ見ているスピナー。
「ちゃん綺麗なのです!素敵なのです!」
『ヒミコちゃんもすごく可愛い!!素敵よ』
「トガちゃんもも綺麗だぜ!!
嫁に来てくれ!!」
の側に来てピョンピョン跳ねているトガに微笑みながら言えば、その横でトゥワイスが騒いでおり。
コンプレスが黒霧に呼ばれての側を離れると不意に手を引かれそちらに視線を向けると死柄木が側に立っており。
「…似合ってるぜ、。」
顔の横の後れ毛に指を絡めて耳元で低く囁かれると紅い瞳が真っ直ぐにこちらを見つめており、ほんの少し口元に笑みを浮かべる死柄木。
そんな死柄木も今日は少し伸びた薄水色の髪を軽くハーフアップに結い上げ、タキシードに身を包んでいるといつもと違う雰囲気にほんのり頬を赤らめながら恥ずかしそうに目を伏せる。