第2章 紀州仇討ち編
雅吉「…野郎ってぇのはよ、お産に関しちゃあ屁の突っ張りにもなりゃしねぇからな
そんでも翔の字は、悪阻のひでぇ可愛い新妻の為に、何かしてやりたかったんだろぅなぁ
…だから、ああやって、夜中にコソコソ寝床を抜け出して、御百度参りをしてたんだょ」
お智「……………翔吾さん////」
雅吉「お智ちゃん、翔の字はよぅ、心底アンタに惚れてるんだ
男だてらに御百度参りなんかする事はあっても、浮気なんざ、死んだってしやしねぇよ」
お智「……………はぃ/////」
にの江「…御百度参りってのは、誰にも知られずにこっそりしなくちゃ意味が無いからねぇ」
あたしは、またポロポロと涙を流すお智ちゃんの頬を手拭いで拭ってやりながら言った
にの江「ここは、皆で知らないフリを決め込みましょうかね」
お智「はい!////」
お智ちゃんは、涙を零しながら、翔吾さんが見たら御百度参りを中断して飛び付きそうな可愛い笑顔を見せると
嬉しそうに返事をした
─翌日の薬種問屋─
お智「……翔吾さん、おはよぅ///」
翔吾「あぁ、おはよぅお智ちゃん
具合はどうだぃ?」
お智「……良いです……とっても////」
翔吾「そうかぃ、そりゃあ良かった」
お智「……ねぇ、翔吾さん///」
翔吾「なんだぃ、お智ちゃん?」
お智「……お腹の子に障るから、…その、…夜のお相手は、ろくに出来ないけど…
……私、翔吾さんに、ギュッと抱きしめられて眠りたぃなぁ////」
翔吾「Σをっ……をさとちゅわんッ!!!/////」(←笑)
お智「私の悪阻には、翔吾さん自身が、一番の薬だもの/////」
翔吾「お智ちゅわわぁあ~~~ん♡♡♡」
お智「あぁん♡////」
………えっと
だから
………
仲良き事は、よきことかな。
って、お話しです(笑)
─おしまぃ─