第6章 盗賊始末騒動編
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─所変わって、お智ちゃんの実家の大名家─
お智ちゃんが蜩のお宿に来ていた丁度その頃
屋敷の庭で例によってぽんちゃんがまた野良仕事(笑)をしておりました
そこに、潤ちゃんがやって来て…
潤ちゃん「若様、また土いじりをなさっておいででしたか」
ぽんちゃん「そうあるよ〜
額に汗して体を動かすのは気持ちが良いあるよ〜♪」(←ご機嫌っすね(笑))
潤ちゃん「はあ……しかし若様
そんなことばかりなさっていては、若様としての示しがつきません故
どうせ汗を流されるのであれば、剣術など学ばれては如何で御座いましょうか」
ぽんちゃん「剣術あるか?」
潤ちゃん「はい、それこそ、一国の主としての嗜みに御座います」
ぽんちゃん「う〜ん……別にやっても良いあるけど、習うなら潤ちゃんに習いたいある」
潤ちゃん「は?拙者が若様に剣術の指南を?」
ぽんちゃん「うむ。
前に、誰かがこの屋敷の家臣の中では潤ちゃんが一番剣の腕が立つって言っていたのを聞いたあるよ」
潤ちゃん「はあ、まあ……確かに、それがしはこの屋敷の中ではそれなりに剣の腕は達者な方かとは思いますが…」
ぽんちゃん「ならば、一番強い剣の達人に習うのは当然のことあるよ!」
潤ちゃん「はぁ……そう言うことで御座いましたら、まあ…」(←何となくイヤな予感がして乗り気ではない)
ぽんちゃん「教えてくれるあるか!?」(←なんか妙に嬉しそう)
潤ちゃん「……は、はぁ……」
ぽんちゃん「やったぁ〜ある♪♪」
潤ちゃん「……………(汗)」
潤ちゃんから剣術を学ぶ事を勧められたぽんちゃん
その潤ちゃんに剣術を教えてもらう事になって、妙に浮かれておりますが…
…さて?
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