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蜩(ヒグラシ)の宿─にの江大江戸人情帳─

第5章 神隠し騒動編


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旅は道連れ、世は情け


この世は大平、花より団子





そんな此処は、華のお江戸の八百八町


義理と人情が大好きな、粋で鯔背なスットコドッコイが集う町






まことしやかに囁かれていた、神隠しの噂は


悪党一味と一緒に、江戸の町からなくなって


華の八百八町に、また平穏な毎日が戻って参りました





しかしながら


あんまりにも可愛いと、神様どころか、おかしな輩に目を付けられちまうってぇ事が発覚したもんだから





あたしはやっぱり


可愛い可愛い侑李から、片時も目が離せない毎日を過ごすことになりそうで御座いますょ(笑)









にの江「いいかぃ、侑李

絶対に知らない人について行ったりしちゃあなんなぃからね!

それに、やたらめったら他人に愛想を振りまく必要もなぃからね!」(←笑)

侑李「はぁい、ははさま」

雅吉「にの江も、俺以外の男にあんまり色気を撒き散らしちゃあなんねぇぜ!」

にの江「何バカなコト言ってんだぃッ!!///」

雅吉「いてっ」(←またグーで殴られた(笑))









…まあ、まだまだこの先、色々擦った揉んだがあるかも解りませんが


雅吉と侑李とあたしの三人


この江戸の町で、何時までも仲良く暮らして行きたい


なんて思う今日この頃でございます







そんなこんなでとりあえず


このお話しはコレにてお終いに御座います




ではでは皆様


またの機会に、お会い致しましょう…









侑李「ははさま、ととさま、けんかしちゃだめだょ///」

にの江「いやだねぇ侑李

これはね、喧嘩なんかじゃありませんょ」

雅吉「そうそう、喧嘩は喧嘩でも、痴話喧嘩っつって、仲が良い証拠さ!

なんせ昨夜も散々仲良くしたもんなぁ


なぁ、にの江よぅ!!」

にの江「な、何言ってやがんだぃ、このスットコドッコイッ!!////」






─おしまい─




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