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蜩(ヒグラシ)の宿─にの江大江戸人情帳─

第5章 神隠し騒動編





―おまけのお話し―






さて


巷で神隠しが騒がれて居た頃

お智ちゃんの実家である大名家でもちょっとした問題が発生しておりました


…少し覗いてみましょうか






潤ちゃん「若様!若様は何処に居られますか!」


ぽんちゃん「ほえ〜?ここあるよ〜?

どうかしたあるか、潤ちゃん」(←お庭の家庭菜園(笑)にて野良仕事中)


潤ちゃん「どうかしたあるか、では御座いませぬ若様!

聞きましたぞ!!」(←でもソコは突っ込まないらしい)


ぽんちゃん「何をあるか?」(←て言うか野良着です)


潤ちゃん「若様におかれましては、異国より戻られました後、全く夜のお召しをなさっておいでにならないとか

世継ぎをお作りになられるのも、若様の立派な仕事に御座いますれば、お召しを全くなされないのでは困ります!」(←野良着にも突っ込まない……てことは、何時ものコトらしいですな)


ぽんちゃん「なんだ、そんなコトあるか」


潤ちゃん「そんなコトあるかでは御座いません!!」


ぽんちゃん「だって、仕方無いあるよ!わたしはオナゴに興味がないある!!」


潤ちゃん「は?

きょ、興味がないと言うのは……それは、どう言うコトで御座いますか?(汗)」


ぽんちゃん「どうもこうも無いある!

興味が無いもんは無いとしか言いようがないある!」


潤ちゃん「いや、しかし…それでは世継ぎが…」


ぽんちゃん「わたしは世継ぎなんか作りたくないある!

そんなものを作るより野菜を作る方が楽しいある!!」(←農作業大好き(笑))


潤ちゃん「いやいやいや、若様しかし…」


ぽんちゃん「あ、そうだ!良いことを思い付いたある♪」


潤ちゃん「………………」(←何やらイヤな予感がしているらしい)





どうやら、ぽんちゃんは放流して記憶を失った時に、ついでに性 欲も失ってしまったらしいですね(笑)


とは言え、潤ちゃんの言う通りに世継ぎを作るのも若様の大事な勤め





ぽんちゃん、なにやら思い付いたみたいですが…





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