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蜩(ヒグラシ)の宿─にの江大江戸人情帳─

第5章 神隠し騒動編


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親分「えぇい、役立たずの用心棒めがッ!!

野郎共、いいから束になってあいつを殺っちまいねぃッ!!!」

子分たち「「「へいッ!!」」」



用心棒が倒れたのを合図に親分が叫ぶと、子分たちが一斉に雅吉目掛けて飛びかかる

雅吉はそれをひらりひらりとかわすと、次々に手下共に鋭い一撃を食らわせた



子供屋「あわわわ…なんですどうなってるんです!?

もう良いから早く商品を舟に積んどくれよッ!!(汗)」

翔吾「何が商品ですか!あたしの可愛い愛息子を物扱いしやがって!!(怒)」



人買いの子分たちが、雅吉にばったばったと倒されるのを見て焦った子供屋が

荷台の上の侑李と恋太郎ちゃんを下ろそうとした所で


いつの間にか荷台の後ろに回り込んで居た翔吾さんが、二人の子供の後ろから顔を出して

麻袋ごと二人を抱きかかえた


それを見て、子供屋が大袈裟に驚いて飛び上がる



子供屋「Σひっ?!…な、なんだぃお前はっ!?」

翔吾「あたしはこの(お智ちゃんを除いて)日本一可愛い恋太郎の父親ですよッ!!」

子供屋「なんですって…」

翔吾「くらえっ!!南蛮渡来の酔い醒ましの薬をッ!!!」(←超苦いやつね(笑))

子供屋「Σごふっ!?………うげぇっ!!にににに苦いぃいッ!!!(汗)」(←そんなになの?)



翔吾さんが懐から出して投げた南蛮渡来の危ない薬(笑)が、子供屋の口に見事命中すると

子供屋は、口を押さえてジタバタと暴れ出した



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