第5章 神隠し騒動編
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翔吾「そんな殺生な恋太郎っ!!
こんなあたしでもへの突っ張りくらいの役には立つかも知れないじゃないですか恋太郎っ!!
いいえ、役に立ってみせますとも恋太郎っ!!!
恋太郎ぉおおーーーーッ!!!!(号泣)」
にの江「………(汗)」
雅吉「まあ、連れて行ってやろうゃ、にの江ょ(笑)」
にの江「お前さん、でも…」
雅吉「そう言うお前だって付いて来るつもりだろぅ?
翔吾のことをとやかく言えた義理じゃねぇだろうよ(笑)」
にの江「それは…」
雅吉「お前だって、人の親になって子供を想う親心がどんだけのもんだかは解ってるハズだろう?
それに、翔の字はお智ちゃんと二人分の想いを背負って来てるんだ
それを、置いて行く訳にゃあ行くまぃよ」
にの江「………そう、だね……そうだったね///」
あたしは自分勝手な自分の物言いを恥じながら、翔吾さんの手を握った
にの江「悪かったね、翔吾さん……でも、お智ちゃんの傍に居てあげなくて良いのかい?
それこそ、心配で心細い想いをしてるんじゃなぃのかぃ?」
翔吾「…………お智ちゃんには、申しておりません」
翔吾さんは、やんわりとあたしの手を握り返して真面目な顔をした
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