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蜩(ヒグラシ)の宿─にの江大江戸人情帳─

第5章 神隠し騒動編


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所変わって、薬種問屋の居間



丁度その頃

悪阻の酷いお智ちゃんが、辛そうに胸の辺りをさすっておりました…






お智「……ぅ……ふぅ……ふぅ〜…////」

翔吾「大丈夫かぃ、お智ちゃん///

何か少しでも食べないと、精が付かないょ?///」

お智「………ごめんなさぃ、翔吾さん………食べなければお腹の子にも障るのは解っているのですが………どしても………ぅぅっ……おぇ////」

翔吾「Σああっ!!お智ちゃん良いんだょ無理はおしでなぃよっ!!///

可哀想に…出来るもんなら代わってあげたぃものを……あぁ、あたしゃ何て役立たずだろう」

お智「そんな…翔吾さんは、役立たずなんかじゃありませんわ…

…こうして、何時も私を支えて下さってますもの////」

翔吾「お智ちゃん♡///」

お智「翔吾さん♡///」

翔吾「お智…」
お智「ぉえぇっ/////」(←翔吾の膝の上に吐いた(笑))

翔吾「…………」

お智「ご、ごめんなさい翔吾さんっ////」

翔吾「良いんだよ、お智ちゃん

あたしゃちょっと着替えて来るから、お智ちゃんは横になっておいで?」

お智「…はぃ」

翔吾「大丈夫だょ、すぐに戻るからね♡」

お智「はい♡///」



恋太郎「…………………」




一連の両親のイチャイチャ(笑)を、黙って見ていた恋太郎ちゃん


翔吾が部屋を出て行くのをじっと見ていましたが…




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