第46章 夜の玉木
"コツッ...コツッ....."
私は使用人テイストのスーツではなく、
サラリーマン風のスーツに着替え
観光名所としても名高い国際通りに来ています。
なぜ国際通りに来てるかって??
それは" 卑怯な奴 "の店があるからです。
玉木
「ここですか...
なかなか辛気臭い店構えですね...」
看板の灯りがチカチカして、
今にも消えそうな上に...
店前もあまり整頓されておらず、
ビールの空き瓶や缶などがダンボールの中に
無造作に入れられています。
(風水なんて...と思っていましたが、
これを見れば否定する気にはならないですね...)
玉木
「はぁ......」
"カランカランッ🔔"
古めかし戸を開け、
いざ中へ入ります。