第44章 目撃
"パタンッ"
玉木
「おしまい、おしまいでございます!」
赤ずきんの本を読み終わったであろう玉木さんは、
静かに絵本を閉じます。
守
「(๑>◡<๑人)ぱちぱちっ」
守はお口で、
感謝の拍手を玉木さんに贈ります。
(守の為にも...
一刻も早く引っ越しをしましょう...)
「めでたしー!めでたしー( ´ ▽ ` )ノ
守...赤ずきん楽しかった?」
私は今来ましたという感じで、
居間に入りました。
守
「おかぁ〜(๑>◡<๑)!」
守は私を見ると、
嬉しそうに両手を広げ
私に向かって歩いてきます。
「焦ると転んじゃうよ💦ゆっくりね💦」
"テクテクテクテクッ..."
(もう少し...もうちょっと!)
"バフッ"
守はついに私のところまでやってくると、
盛大に私の足に抱きつきました。
「フフッ...ゴール(*´ω`*)!早かったねぇー!」
守の頭を撫で撫でします。