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五 条 の タ ネ .
第44章 目撃
家の中に戻ると、
玉木さんの明るい声と
守の楽しそうな声が居間から響いてきます。
(もう...此処を越すしかないわね...)
守を...冷たい視線や、
聞くに耐えない言葉から守らないと
いけないと思うからです。
私は居間が見える廊下に立ち、
2人を見つめます。
(悟さんが子供の頃...
周りの人からどんな風に言われていたのかしら...
聞けたら...聞きたい...悟さん今何処にいるの...)
守の笑顔を見ると、
どうしても悟さんと重なり
目の前が涙で霞みます...
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